娘が一人で寝た日

2021年6月10日、娘が初めて自分で布団に行き、親の添い寝無しで寝た。春から年中さん、先日5歳になり、苦手な食べ物に挑戦している。先生から初めて誉められる電話連絡を受けたりもした。世界はコロナをワクチンで克服しようとする中、ついにこの日が来た。

自分にとってこの日が特別なのは、娘は生まれた時からとにかく寝ない子だったことに起因する。初めての子なのでわかっていなかったが、いつまで経っても長く寝ない、寝る前のぐずりで叫び、それが何時間も続くこともあった。夜、寝かしつけのだっこだけで、数千歩を記録するぐらいずっとうろうろしていた。生活リズムを崩壊させられ、会社に「娘が寝なかったので寝れていないので休みます」と幾度となく事後に近い連絡をしていた。

4歳手前から少しの頃が力や声量もあって一番ひどく、折檻を受けているかのように暴れ叫びまくっていた。それが数ヶ月続き、やっと21時過ぎに寝るようになった。体力がつき昼寝をしなくなったことと、妻が色々投げ打ってその生活リズムを作り上げた*1ことによって、やっとまともな時間に寝るようになり、寝る時間も長くなった。それでもまだ夜中に1,2回は起きていたが、次第にそれもなくなり、早ければ20時過ぎには寝るようにもなった。朝起きて幼稚園も行けるようになり、何なら今度は寝坊してしまうぐらいに。

それでも、一緒に横についているのが当然だったのが、今日ふと冒頭の通り一人で寝たのである。夜寝るというそれだけのことが、5年と少し、長い長い年月を経てようやく実現した。まだ下の子もいる*2ので、寝かしつけから解放されたわけではないが、とてもとても長い道のりの一区切りがついたと思う。

*1:これは過去何回も挑戦していたが成功しなかった

*2:この日昼寝した下の子は、このポエムを書いている横で、23:30頃やっと寝た。